2013年12月1日日曜日

2013年12月1日 ワイン講座 ボジョレーヌーボー

ワイン会2013.12.01

15時55分、牛込神楽坂駅の階段を上ると日曜日の半端な時間だというのに右手に人だかり。ん?と思うとお目当てのLe tran bleu .
parisのル・トラン・ブルーは、パリのリヨン駅の上にあるトラディショナルなフレンチを出すレストランだが、神楽坂は、文字通りの青い電車、青壁のワインバー。16~18人で満員になる程度のカウンターとボックス席2つ。そこに、コートで着ぶくれした30代から60代の男女が、次々に入ってきた。

16時開始。何人かは常連らしいが、私同様初参加も半分くらい。それでも大人、皆、他愛もない会話。

まず、主催者からの挨拶。4人チームで3種のワインのテイスティングを2回、最後に個人戦で1度6種のうちのワイン1つを当てるゲームをするらしい。つまり、7杯のワインをいただけるわけだ(笑)。メンバーの自己紹介から始まった。
おっと、私が1番バッター。手短に会社名と自分の名前、ワインについての一言を述べる。ちょっとドキドキ。参加者の職業は、システムエンジニア、自営業、コンサル、有名企業勤務の方などいろいろ。

 胸にブドウのバッジをつけたソムリエ、兼マスターの中嶋さんからのお話をきく。今日のワインは、解禁になったボジョレーヌーボー(赤)とボジョレーの白。

 ボジョレーヌーボーは、新しいボジョレーの意味。ヌーボーはほとんど赤。白とロゼはごくわずかしかない。ボジョレーヌーボーは若いので酸味がある軽い味が特徴。新しいワインを我先に販売したいところを11月の第三木曜までは売っちゃいけないと法律で決めたことが始まり。若いワイン、ボジョレーヌーボーをいただくことにより、その年のボジョレーワインの出来を見ることができるわけだ。昔の人は、毎年、楽しみだっただろうな。

 ボジョレーの赤の三分の一がヌーボーで、ヌーボーの半分が日本に輸入されているというのが、興味深かった。これは1985年からジョルジュ・ブフがサントリーと組んでヌーボーを流行らせたというマーケティング戦略の賜物。バブル期には、有名なクラブ、はたまた成田空港など、ヌーボーをいち早く飲むのを著名人が競ったものだ。

 各人の前にはA、B,Cと書かれた円と四角い枠が6つ書かれた紙が用意されている。円にはワイングラス3つを置き、四角にメモを書く。

まず白が配られる。ソムリエの中嶋さんからの薀蓄をきく。
 
ボジョレーシャルドネ…オーク樽に入れて絞る、普通の樽を使っていない。春のような香りが特長。
ブルゴーニュシャルドネ…樽を使って作るのでナッツやバターのようなリッチな香りが特長
ブルゴーニュアリゴテ…酸味が他の二つより軽い

日頃、白は生ガキを食べるとき以外飲まない私には、さっぱり味の違いがわからない。私のグループは、キャリアある大人の女性と常連さんらしいH氏、落ち着いたものごしのメガネの男性。ほぼ全員意見が違う。「意見が違うときは女性の意見で決めるんですよ。」とおっしゃり、私の意見を採用された。
結果は、惨敗。C,B,A。私の判定はB,A,C.グループで近かったのは落ち着いたメガネ氏が1問正解。なかなか難しかった。

おつまみにハムとパセリのゼリー寄せ、ハム、チーズが配られていた。これがおいしい。

次に赤。
ボジョレービェイユヴィニュー…ビェイユは「古い」の意味。3つの中で色がやや濃くてリッチな味わい。
ボジョレーヌーボー…バナナの香りがして酸味が強い
ボジョレービラージュプルミエ…このほうがやや高級。8房から1房しかとらない貴重なワイン。ミモレットの香り

さて2回戦。バナナの香りといえばバナナかもしれないヌーボーしか自信ない。

今年のボジョレーヌーボーは9月25日以降の収穫で、例年に比べて酸味が強いのが特徴らしい。ヌーボー=新しいだけにフレッシュでフルーティーなワインは、料理を選ばず気軽に楽しめそう。

気のなる判定は、やはりCのボジョレーヌーボーしか当たらなかった。
おいしいワイン6杯も飲むと、日頃、お酒を飲まないというコンサルの女性は、既に出来上がってらっしゃって真っ赤。ハンカチでパタパタ、上気した顔をさましていらっしゃる。ここまで来るとグループの会話もはずみ、どのグループも笑顔とおしゃべりが進む。

最後は個人戦で、今迄出てきたワインの中から1つが出て、それが何かを当てます。今回は白。宛てた方は2名。1名女性にワインが送られた。

 それでお開きだが、その後、残りたい方は2次会に突入も許される。
これがまた楽しい。所用を済ませて席に戻ると、テーブル席2つが埋まっている。半数が2次会参加のようだ。
 軽い赤、白を堪能した後なので、重いボルドーのメドックをいただく。メドックに合わせてジビエの代表、蝦夷鹿のローストが出てきた。鹿の赤身がメドックによく合う。楽しく美味しい夜を迎えた。












 










 



 





2013年9月3日火曜日

創業補助金に関するセミナーに参加しました


こんにちわ。

東京アカデミー・サポーターズのスタッフです。

9月2日に六本木で行われた「創業補助金無料セミナー」に出席いたしました。
     本日はその概要につき、ご紹介いたします。

     2013年3月23日以降に
     ・個人事業主として開業した人、および新たに会社を設立をした人、
     ・今後起業する予定のある方
     ・現在会社を経営していて別な会社をはじめるたりする予定のある方
     を対象に補助金 (最大200万~700万円) が受けられるというものです。

     なんとこの「創業補助金」ですが、応募者の約75%の採択率になっている
     かつて無い補助金だそうです。たしかに75%の採択率ってかなり高いですよね。

     講師の方は、六本木にあるコンサルタント会社の代表取締役で、
     経済産業省後援ドリームゲートで相談件数トップの人気アドバイザー」とのこと、
     さすが人気アドバイザーだけあって、お話がうまい。初めの1~2分で
     この人の話に引きこまれていきました。

     さて、いよいよ本題の始まりです。

     今回のお話は2部構成で、
     第1部は「起業応援税制(エンジェル税制)」のお話
     第2部は「創業補助金」のお話 です。

     まずは「「起業応援税制(エンジェル税制)」のお話」です。

     この制度、一言でいうと「新しい企業を応援すると 投資家にメリットがある!」

      という制度です。

     条件を満たす新しい企業に投資すると、税金が控除され戻ってくるという仕組みです。

     詳細は下記経済産業省資料を参照↓↓
     http://www.meti.go.jp/policy/newbusiness/downloadfiles/pamph_zeisei_20130507.pdf

     講師によると「起業応援税制(エンジェル税制)」のメリットはたくさんあると

のこと。

     投資家目線としては、投資した会社の株式を取得できる上に、
     税金が控除されるというメリットがあります。

     起業家目線としては、起業家に上記メリットがあるので、投資をしてもらいやすい。
     そして、複数の投資家に投資してもらうこともできるので、例えば、起業して飲食店
     を経営する場合、投資家がお客様になってくれたりするそうです。
     つまり、投資家と起業家のベクトルが同じなので、
     お互いwin-winの関係を築けることがメリットです。

     また、起業してすぐはお金がなくて税理士に仕事を頼むことができないために、
     痛い目にあう起業家の方がたくさんいるそうです。
     この制度を利用して、税理士の方にも投資してもらえば、税理士と起業家の
     ベクトルがあってお金もかからなかったりするそうです。すごいですね!

     起業応援税制(エンジェル税制)についてもっと知りたいという方はこちら↓↓
     http://www.meti.go.jp/policy/newbusiness/downloadfiles/pamph_zeisei_20130507.pdf

     第1部の「起業応援税制(エンジェル税制)」のお話はこれくらいにして、
     本題の第2部の「創業補助金」にいきたいと思います。

     75%の高採択率の「創業補助金」とは一体どういうものなんでしょうか?

     概要は、冒頭でも書きましたがもう一度、

     2013年3月23日以降に
     ・個人事業で開業したり会社設立をした方、
     ・今後起業する予定のある方
     ・現在会社を経営していて別な会社をはじめるたりする予定のある方
     を対象に補助金(最大200万~700万円)が受けられる制度の説明。
     ※ちなみにサラリーマンが起業しても、起業した後サラリーマンを続けても大丈夫だそうです。

     この補助金は、補助率2/3ということで、申請して採択された費用の三分の二を補助金
     として頂ける仕組みになっているそうです。

     ちなみに種類は3種類あって、
     ・地域重要 200万円が上限
     ・第二創業 500万円が上限
     ・海外需要 700万円が上限
     最低額は100万円だそうです。

     なんとこの補助金ですが、実際に起業していなくても起業予定ということでOK!
     さらに、提出した計画に書いたことが変わっても後ほど修正を届け出ればOK!
     と非常にゆる~い補助金だそうです。

     ただし、そんな簡単に補助金を受けられたら多くの人が殺到してしまいますよね?
     そんな簡単に補助金を頂くことはできません。

     この補助金、3つの関門があります。

     1.認定支援期間の継続支援を受ける
     2.銀行から融資を受けられるレベルの事業計画を作成
     3.地域審査委員会・全国審査委員会で採択

     なかでも、2.の銀行から融資を受けられるレベルの事業計画を作成
     する必要があるというハードルが高く、ここでまじめなビジネスプラン
     以外を排除しているとのことでした。

     どういうことかというと、金融機関に書類を提出して、ハンコをもらわなければいけないのです。

     金融機関は、融資できるレベルの書類にしかハンコを押しませんので、
     この難関を越えるのが非常に難しいようです。

     ですので、1.の認定支援機関の支援が必要なんですね。
     ちなみに、講師の方の会社は認定支援機関ということで、セミナーの趣旨を理解しました。

     こういう難関があるので、難関をクリアして、申請できた方の75%が採択されるという
     高採択率が可能だったわけですね。

     この補助金、国の予算としては200億円あり、これまでに2割~3割程度しか使われておらず、
     次回公募は9月中旬から1ヶ月ほどあるそうです。

     現在、とても魅力的な精度なので、起業を具体的に考えている方は、
     この「創業補助金」にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

2013年8月31日土曜日

2013年8月31日 ワイン講座 イタリアワイン

サタデーナイトフィーバー前の午後@神楽坂の老舗ワインバー「LE TRAIN BLEU」にて
ワイングラス片手に眉をひそめ、何やら難しい顔をする大女が一人…。
ええ、昨日は「ワインソムリエ講座」という本格的なワイン会に出没してました、
アンタ、下戸じゃなかったっけ?という声が聞こえてきます、大女占い師池田です。
そう、下戸中の下戸、下戸の代表の大女ですが、ご縁あって会に参加することに…
しかも、会終了後は銀座で占いの仕事があったため、アルコールを入れるわけにいかず...
(ほろ酔い占い師という新たなキャラを創出してもよかったのですが…)
ちょっとした記録係を担当することになり、ワインの香りと会の雰囲気を楽しみに行きました。

そういえば、なんちゃってWEBディレクターとしてR天市場にお勤めしていた時代にも、
こちらもなんだかよくわからぬうちに、読者が確か100万人程度いる
ワインのメルマガ(大仕事ですよ)の最終チェック者に任命され、

「こ、これはまずいことになった...」

と付け焼刃でガリ勉した記憶が。。その時の知識がまた役に立つときがきたナリね。
まあ、人間、色々と挑戦してみるのが大事かもしれんナリと思う大女。
そんなこんなで、今日の大女日記は、ワイン会のレポぜよ。
本ワイン会、今回で11回目の開催になるらしいのですが、毎回ひとつテーマを決め、
テーマに沿った白・赤ワイン各3種類、計6種類のワインをテイスティングし、
チーム制で銘柄を当てるというもの。バーのオーナーでもあるソムリエさんの
プチ講座もあり、OJT的に楽しんでワインについて学べる会です。
うむ、果たして、嗅覚だけで当てられるのか。(無理ありですか)
今回のテーマは「イタリアワイン」。イタリアかぁ~先月武者修行で行ってたな。
各自のテーブルには白ワインが注がれたA、B、Cの3つのワイングラス(もちろん銘柄は謎状態)と
イタリアの地図と3種類の白ワイン情報(銘柄・産地・ブドウ品種・格付け等)が記載された用紙が。
-----------------------------------
【1】
VENETO
Soave Classico D.O.C.
Pieropan 2011
Garganega

【2】
CAMPANIA
Greco di Tufo D.O.C.G
Mastroberardino 2011
Greco

【3】
SARDEGNA
Vermerntino di Gallura D.O.C.G.
Piero Mancini 2012
Vermentino
-----------------------------------
ええ、ここから飲んで当てるんですよ、ABCがどのワインかを……。ああ、でもご安心ください。
優しいソムリエさんがヒントをくれます。ああ、よかった。ヒントがないと全然無理ですね。
用紙の最初に書かれていたワイン「Soave Classico D.O.C.」は、
白いお花のような、はちみつのような香りのするワインで、やや酸味があるという。
二つ目に書かれていた「Greco di Tufo D.O.C.G」は、
アーモンドのような芳香がするとのこと。がしかし、ちょっと冷えた状態なので微香とも。
三つ目に書かれていた「Vermerntino di Gallura D.O.C.G.」は、
ほんのちょっとばかし、塩味が感じられるワインだそうです。うむ、塩味ですか…
嗅覚で塩味を当てるのは、ユリゲラーでもちょっと厳しそうな予感なので、
大女は、はちみつとアーモンドの香りを頼りに銘柄を当てにいこうと思います。
「ええ~、あ、当てにいくつもりなんですね」という呆れ声が遠くから聞こえてきます。

飲めぬなら
鼻で当てよう
ホトトギス

さて、一つ目の「A」のグラス。。。慎重に匂いを嗅ぎ、大女「ハッ」としました。
ふんわりと鼻の中に広がっていく芳醇で濃厚な甘い香り…(それっぽいですか)
こ、これは、、、白いお花のはちみつ的な香りかもしれぬ。
…し、そうでもないかもしれぬ。(どっちやねんって感じですか)
うむ、判断できないため、保留にして次のグラスへ進むことにします。
二つ目の「B」のグラス。。。こ、この香は…ええ、ええ、全然区別がつきません。
参ったな。どちらも甘い香りが。アーモンド臭の方はもうよくわからんぜよ。
こういう時は、いちかばちかで三つ目の「C」へ。アーモンド臭がしてくれたらと祈る…。
祈るものの、名探偵コナンの世界観ではアーモンド臭のする飲み物には通常青酸カリが
入っていることになっておるな。大丈夫かな。うん。大女はオーナーを信じるナリ。で、、
おや、しないな。。しかもこちらも甘い香り。ええ、一気に何もかもわからなくなりました。
大女、本戦は降参です。とうとう最後の敦盛を舞う日が来てしまったか。。。(信長ですか)
と観念していたところ、、、、

「いけのりはどう~?私、上からBCA」

これまでに数百万円分のワインが体を通過しているであろう、
同じチームの戦友さんに声をかけられ、大女思い出しました。
これチーム戦なのでした。私がわからなくても大丈夫ぃ~。
「全然わからんのでお任せしちゃいまっす!」
という無責任一代男ばりの適当さでチームの解答がやんわり決まり、
「答え合わせターイム!!」突入へ。4チーム編成だったため、
各チームの代表さんが順に答えを発表していきます。
…人はこういう時、不正解した時の保険でうんちくは最小限に止め、
まま遠慮がちに「予測」という形で答えを言うのが定石なのに
ほかのチームの殿方で、すっごい自信満々に色々語っちゃってる人が。
これは、他人事ながら外れたら恥ずかしい限りナリな~。ムフフ。
と、ちょっといらぬ心配をしてしまった大女です。(答えがない人よりまし?)
4チームの解答が出揃い、オーナーソムリエさんが正解を!!ドキドキの瞬間。

「正解は、、、上から順にABC!!ちょっと難しかったかな。。」

「おおおお~!」
「まじかーー」
「ええーーショックッー」
「ABCって…Jackson 5ですか」(大女心の声)

なんと、正解チーム0!みんな~!しっかりしてクリ。
…アンタには言われたくないよって話ですね、すみませんです。
さきほどのうんちくの君も驚いている様子。外れて恥ずかしいことになるのを
心配していたはずなのにほくそ笑んでしまった、人の不幸は蜜(はちみつ?)の味の大女です。
そんなこんなで白ワインに続き、赤ワインも3種類をテイスティング、
こちらは正解チームが出て、みなさま盛り上がっておりました。
ちなみに、問題の赤ワインちゃんたちはこちらです。
-----------------------------------
【1】
PIEMONTE
Barbaresco D.O.C.G.
San Silvestro 2009
Nebbiolo

【2】
TOSCANA
Chianti Classico D.O.C.G.
Viticcio 2009
Sangiovese

【3】
SICILIA
Sicilia I.G.T.
Feudo Arancio 2011
Nero d'Avola
-----------------------------------

シチリア…。「ゴットファーザー」の地ですね。(マフィア映画大好物)
さて、最後に白ワインでの個人戦を行い、(もちろん大女不正解…)
ワイン会は無事終了、みなさまが2次会に流れる中、(まだ飲むんですか)
銀座のパーティー会場へと小走りに向かう大女でした。
冬もあるらしいのでご興味持たれた方はぜひぜひ。

今回のはコレです。
http://www.venture-business.jp/セミナー-講座一覧/2013年8月-ワイン-ソムリエ講座/
慣れないことをして、普段使わない脳みその一部分を使うのも
ちょっといいかなと思います。普段使ってない部分を使えば
きっと気の巡りもよくなるはず。DOでしょうか。


大女、次は本格茶の湯がしたいぜよ。侘び寂びですね。

2013年6月1日土曜日

2013年6月1日 ワイン講座 フランスワイン



   Tokyoワイン・ソムリエCommunity!6月講座
                                                                                   
 61日(土)午後4時から、神楽坂のワインバーLE TRAIN BLEU岩戸町で、Tokyoワイン・ソムリエCommunity!6月講座を開催いたしました。今回で当ワイン講座も10回目を迎え、新シリーズに入りました。新シリーズ1回目のテーマはフランスワイン。前シリーズの初回にも取り上げたテーマですが、ワインといえば先ずはフランスを思い浮かべる方も多いはず。初回にフランスから始めるのは、フランスはワインについての法律が整備されているからです。AOCという言葉をご存じだろうか。フランス語でAppellation d'Origine Contrôléeフランスの農産品に対して、生産過程、製品の品質において、法律で定められた条件を満たしたものに与えられる、品質保証である。産地により原料から生産方法まできっちりと決まっているから、基礎として学ぶにはフランスから始めるのがいい。

さて、本講座では参加者を3~4人のチームに分ける。そして、まず3種類の白ワインが配られ、それぞれの銘柄の解説を聞き、テイスティングを行う。その結果をチームで話し合い、3種類のワインが開設されたどのワインかを当てる。続いて赤ワインでも同じことを繰り返す。そして、最後に当日テイスティングした赤白6杯から1杯だけが配られる。このワインは誰とも話し合わず、個人でテイスティングの上、どの銘柄のワインかを当てる。最後の一杯を当てた人の中から1名に、当日のワインの中から1本がプレゼントされる。参加者はこのアクティビティにチャレンジする。
参加者が自己紹介を行っている間に、その日の白ワインが用意される。ワインがいきわたるとマスターの講義が開始される。

今日の白ワインは次の通り。
 
産地(アペラシオン)
作り手
ブドウ品種
Vint.
Alc.
1
Alsace
Trimbach
Riesling
2010
12.5%
2
Muscadet Sevre et Maine
Donatien Bahuaud
Muscadet
2009
12%
3
Bourgogne
Bouchard
Chardonnay
2011
13%
「ワインの特徴の一つとして、ワインは人の手を介さずにできるお酒であるということができます。ブドウは果汁の中に糖分が多く含まれています。この糖を酵母がアルコールに変えます。同じ醸造酒でも日本酒は米を発行させますが、米は成分であるデンプンを麹を使って糖化させないと、酵母が食べる糖ができません。まずは人間の手で麹を使って糖化させる必要があるのです。ワイン糖化の必要がありませんので、勝手に発酵しいきます。つまり全く自然の状態でできるお酒なのです。」マスターの講義が始まった。参加者はうなずきながら、メモを取っている。
「ブドウの種類はどのくらいあるかご存知ですか?ブドウの種類は約6,000種あるといわれています。この中から600種くらいがワインの醸造に適しています。
ワインのように食事に合わせるお酒というのも、珍しいです。お酒に合わせてつまみを出すというのは、日本酒などもそうですが、ワインは食事に合わせて楽しむことができます。食事に合わせてワインが選べると、楽しみが増えると思いませんか?今日の講座を通じてワインを覚えていただければと思います。」
白ワインが参加者の手元にいきわたった。全員のテーブルにはA・B・Cと書かれた○があるコースターが配られている。そのコースターの上に上記の白ワインが、種類がわからないように置かれる。ABCは上記の123には対応していない。マスターが各ワインの特徴を説明をはじめる。
アルザスは北に位置する。ブドウはリースリング。独仏国境の町である。アルザスは昼間と夜の寒暖の差が激しい。北の割には濃いワインができる。香りはオイル香。
ミュスカデはロワール川の河口付近に位置する産地である。海に近いため香りの中に塩っぽさを感じる。ミュスカデはコクが出ない。コクを出すためにシュールリー製法で作られる。通常のワインの製法ではアルコール発酵が済むと、溜まった澱を取り除く。澱はワイン酵母の死骸なのだ。ミュスカデはこの澱を残したまま熟成する。ワイン酵母の死骸がアミノ酸に変わるのコクが出る。香りは控えめだ。
ブルゴーニュのブドウはシャルドネを使う。あまり香りはつよくない。そのため樽を使って香りを出す。樽の焦がし方で香りが変わるのだ。
「さて、最初のイベント白ワインのテイスティングはチーム戦です。この3杯が今説明した3種類のどれに当たるかを、チームで話し合って決めてください。ではどうぞ」
先ずは外観から楽しむ。色、粘度を見る。グラスを一旦傾け、戻す。この時、ワイングラスの内側についたワインが、さらっと落ちていくものはアルコール度数が低い。ゆっくりと落ちていくものは、アルコール度数が高い。
そして、香を楽しむ。ワインの香りには実にいろいろな表現がある。カシスのような~、ベリー系の~、樽の香り~、オイル香~などなど。
最後に味を楽しむ。先ずは口に含んで舌の上のいろいろな場所で、ワインを味わう。スッと飲んでしまってはいけない。舌は場所によって感じる味が異なる。いろいろな場所で味わうことにより、微妙な味を知ることができるのだ。時には上唇と歯の間にワインを入れる。赤ワインだと渋みを感じることができる。
さて、そろそろ、各チームの答えが決まったころだ。参加者がワインをテイスティングしながら、ワイワイとチームで話が盛り上がっている中、今日のおつまみとして、チーズが提供される。



さて次は赤ワイン。赤ワインは
 
産地(アペラシオン)
作り手
ブドウ品種
Vint.
Alc.
1
Bourgogne
Louis Jadot
Pino Noir
2009
13%
2
Bordeau
Castel Baron de Lestac
Cab.Sau.&Merlot
2011
12.5%
3
Cotes du Rhone
Chapoutier
Grenache&Syrah
2009
14%
ブルゴーニュはブドウの種類はピノノワールが主流。色が薄く酸味がある。香りは華やか。さくらんぼ、ベリー系。高級品種は樽を使って甘みを出す。熟成するとシソの香りがする。
ボルドーのブドウはカルベネソーヴィニヨン、とメルロー。荒っぽいカルベネソーヴィニヨンにメルローを加えてまろやか実を出す。香りはカシス、もしくはブラックベリー。担任が強く渋め。色は濃い。
コートデュローネで使うブドウは北部はシラー、南部はグルナッシュ。フランスワインではドライな感じ。
新世界では甘い感じ。これh日差しが強く、夜も暖かであるため。
香りはプルーンやブラックベリー系。


2013年5月28日火曜日

6月1日16時 【神楽坂】 ワイン・ソムリエ講座を開催いたします。

すでに過去10回目開催の人気の講座です。
まだ若干空席がございますので、ぜひ早めにお申込みください。 

詳細・お申込みはこちら ⇒ クリック

★6月1日の今回が新講座の第1回です。
 今後10回でのシリーズでワインを体系的に理解できます。
 

★10回の記録を整理し、ワインの入門書の出版を目指します。
  執筆に参加したい方を募集中です。

★講義内容
 プロのソムリエの講義を聞きながらワインとチーズを
 楽しむ講座です。
 ブラインドで出された白3杯、赤3杯のワインを、チームメンバー
 とワイワイ話し合いながら、正解を当てる講座です。

 講師の話を聞きながら、自然とワインについての造詣が深まります。
  

★対象者
 ①ワインをただ飲むだけでなく、より深く味わいたい方
 ②将来、ソムリエ、ワインアドバイザーの資格取得に興味がある方
 ③ただワインが飲みたい方

★定員 15名

★スケジュール   2013年6月1日(土) 16時~18時

★会場  ル・トランブルー 岩戸町店
 東京都新宿区岩戸町19  電話:03-5228-6877
 ホームページ ⇒ クリック  http://trainbleu.jp/IwaTOP.html

2013年5月18日土曜日

5月25日土曜日から全5回 ビジネス法務講座を開講します。

ビジネス法務講座 ホームページはこちら ⇒ クリック
ビジネス法務クイズ はこちら ⇒ クリック
一橋大学「米国ベンチャーセミナー」はこちら ⇒ クリック


=以下、ビジネス法務講座について===================

★講義内容  ビジネスマンが必要とする法律の知識を学びます。 
 ビジネス法務3級レベルの法律を理解します。

★第2回からの参加も可能です。第2回からの受講料は2万5千円です。

★場所
 渋谷駅徒歩5分
 〒150-0002 渋谷区渋谷3-6-2 エクラート渋谷5階 会議室

★対象者
1) ビジネスマンに必要である経営法務知識を身に付けたい方
 ビジネスを行うのに必要な法律知識を学べます。
 経営戦略の立案において必須ですので、MBAを目指す人にもおすすめです。

2) 一橋大学大学院・筑波大学大学院等の経営法務大学院で本格的に学びたい方。
  社会人を対象とした法律系 大学院に、来年4月入学もしくは将来の入学を希望する方には、
  最適な準備となります。
  来年4月に入学を希望する方には、研究計画書の書き方等の相談を受け付けます。

3)6月30日の」ビジネス実務法務検定3級を受験される方
 「ビジネス実務法務検定」の受験をお勧めしています。
 この講座は、多くの他のビジネス法務検定の講座のように試験範囲をすべてカバーする
 ものではありまえん。
 3級の教科書・問題集を使いビジネス法務・会社法の基礎を学びます。
 本講座に出席し、自分で勉強すれば6月30日の試験に無理なく合格できます。
 (昨年秋に開催した本講座と同様な講座の出席者の3級に受験者は全員合格されました。)

★特徴
  一流大学経営法務の修士号取得者の実務家および
  ビジネス法務3級合格者が、実践的な講義を行います。
 経営法務の大学院の講義内容についても折に触れご紹介します。

★定員
 20名さま (先着順です)

★講義スケジュール
 講義の時間は毎回15:15~17:45です。

第1回
5月25日
(土曜日)
★ ビジネス実務法務の法体系
 - ビジネスを取り巻くリスクと法務の関わり
 - 企業活動の根底にある法理念
 - 法律の基礎知識
★ 取引を行う主体
 - 権利義務の主体
 - 会社の仕組み
★ リスク管理1
第2回 
6月8日
(土曜日)
★ 法人取引の法務
 - ビジネスに関する法律関係
 - 取引の決済
 - 契約によらない債権・債権の発生
 - ビジネス文書の保存・管理
★法人財産の管理と法律
 - 法人の財産取得にかかわる法律
 - 法人財産の管理と法律
 - 知的財産権
★ リスク管理2
第3回 
6月15日
(土曜日)
★ 債権の管理と回収
  - 通常の債権の管理
  - 債権の担保
  - 緊急時の債権の回収
★ 企業活動に関する法規制
  - 取引に関する各種の規制
  - ビジネスと犯罪
★ リスク管理3
第4回
6月22日
(土曜日)
★ 法人と従業員の関係
 - 従業員の雇用と労働関係  ・職場内の男女雇用にかかわる問題
 - 派遣労働における労働形態
 - 従業員の雇用と労働
★ ビジネスに関連する家族法
 - 取引と家族法
 - 相続
★ リスク管理4
第5回
6月29日
(土曜日)
★ ビジネス法務過去問題演習
★ 法務リスク管理5
6月30日
(日曜日) 
ビジネス法務試験日

 * 6月1日(土)は休講です。
 * 内容はいずれも予定であり、変更される可能性があります。

★テキスト
『ベーシック 会社法入門(第6版) 』(日経文庫)) 宍戸 善一 1,050円
『ビジネス実務法務検定試験3級公式テキスト 2013年度版』 東京商工会議所 2,940円
『ビジネス実務法務検定試験3級公式問題集 2013年度版』
 また、三省堂、岩波、有斐閣等の小六法をご持参ください。

★受講料
 ・ 28,000円 (全5回合計の金額) 申込金8,000円を含みます。
 ・ 第1回講義開始時に残金をいただきます。
 ・ 2013年6月30日ビジネス法務検定3級・2級・1級
   に申込みされた方は、3,000円割引の25,000円とします。

 さらに、合格された方には5,000円相当のクオカードを差し上げます。

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2013年5月16日木曜日

6月4日開催 一橋大学セミナーのご案内 「米国のベンチャー企業に関連する最新の立法とそれに伴うベンチャー企業の動向について」

★東京アカデミー・サポーターズからのお知らせ
 
 ビジネス法務講座 6月8日第2回からの参加も可能です。⇒ クリック
 ・ビジネスマンに必要な経営法務の知識を身に付けたい方
 ・ビジネス実務法務検定3級を受験される方
におすすめの講座です。

第1回ビジネス法務クイズ「コンプライアンスに関して」はこちら ⇒ クリック
第2回ビジネス法務クイズ「契約自由の原則に関して」はこちら⇒ クリック

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★一橋大学大学院国際企業戦略研究科 ICS/AGL グローバルビジネスローセミナー
Innovation Finance in the United States After the JOBS Act of 2012-
〔 同時通訳付き 〕

米国カリフォルニア大学バークレー校ロースクールからRobert Bartlett教授をお招きして、
米国のベンチャー企業に関連する最新の立法とそれに伴うベンチャー企業の動向について
お話をお伺いいたします。

ご関心のある方はぜひご参加ください。

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 日 時:2013年6月4日(火)18:20-19:50

 場 所: 千代田区一ツ橋2-1-2 学術総合センター
      一橋大学大学院国際企業戦略研究科(ICS) 6階 第2講義室
      (地下鉄竹橋駅・神保町駅徒歩3分)

 講演者:Robert Bartlett(カリフォルニア大学バークレー校ロースクール教授)

 司 会:宍戸 善一(一橋大学大学院 国際企業戦略研究科 教授)

 共 催:一橋大学大学院国際企業戦略研究科
     東京工業大学グローバルリーダー教育院
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【お申込み方法】
  参加を希望される場合は、必要記載事項を明記の上、E-mailにてお申し込みください。
  受付が完了しましたら、ご登録いただいたE-mailアドレス宛に参加票をお送りいた
  しますので、事前に印刷の上、当日にお持ちください。
  お申し込み先:  keiei-houmu@ics.hit-u.ac.jp
 

 《必要記載事項》
  1.お名前・フリガナ
  2.ご所属先・役職
  3.連絡先電話番号   
  4.E-mailアドレス 参加費は無料となっております。
 (定員になり次第締め切ります)

【お問合せ】
 一橋大学大学院国際企業戦略研究科 経営法務共同研究室
 千代田区一ツ橋2-1-2 学術総合センター
 03-4212-3148 E-mail:   keiei-houmu@ics.hit-u.ac.jp

2013年5月15日水曜日

第2回 ビジネス法務クイズ「契約自由の原則」「強行法規、任意法規」の解答

第2回 ビジネス法務クイズ「契約自由の原則」の解答
 
第2回クイズ
貸金業者Aが個人であるBさんがある契約を結びました。
 貸金業者Aが、個人のBさんに年利30%で100万円を貸すという契約です。
 契約の条文に従うと、
  Bさんは1年後に、A社に元金+利息の合計で130万円を返すことになります。

 利率が高いように思えますが、この契約は有効でしょうか。
  選択肢A) 有効である。
  選択肢B) 無効である。
  選択肢C) 一部有効である。

 「契約自由の原則」「強行法規・任意法規」を踏まえたうえで考えてみましょう!

みなさん答えはおわかりになりますでしょうか?
第2回ビジネス法務クイズの解答は次回のビジネス法務のブログに掲載します。

ヒント ビジネス実務法務検定3級公式テキストの26ページ「契約自由の原則」
    32ページ「強行法規・任意法規」、
    133ページ「消費貸借契約」、134ページ「利息制限法」をご覧ください。

    商法513条1項で定める法定利率6%は任意法規です。
    契約の定めがない場合は、法律の任意規定が適用されますが、
     別途、契約で規定がある場合は、契約が優先します。
    利息制限法1条1項は、約定利息について一定の上限を設けており、
    上限を超えた部分の利息は無効としています。この規定は強行法規です。
     強行法規に反する契約は無効となります。

■正解は、 選択肢C) 一部有効である。!

まず、一番の原則が「契約自由の原則」があります。つまり、契約するかしないか、誰を相手とするか、いかなる契約内容とするか等について、当事者間で自由に定めることができます。

契約の定めがある、その規定での合意を守ればいいというと、都合がよいと思われますが、規定がない場合に備えて、ありうることをすべて契約に記載しなければならないというのも不便です。契約書が非常に分厚くなってしまします。

そうした不便を解消するために法律があります。契約に書いていない場合は、法律の規定を利用できます。法律が任意規定である場合は、法律の条文とは異なる定めができます。商法513条1項の法定利率が6%は任意規定です。任意規定でないとどんな場合でも、金利6%では困ってしまいなすね。 6%以外の金利を契約で別途定めればその規定が有効となります。

さらに、法律には、任意法規と強行法規があります。 契約自由の原則で、自由に契約できるとすると、これは対等な力関係に立つ当事者間では健全に機能しますが、、企業と消費者、大企業と中小企業など当事者間に力の差がありすぎるときは、強者の要求を弱者に押し付けることを手助けする役割を演じかねません。
そこで、弱者保護、実質的平等確保のために、当事者間の合意によっても修正できない「強行法規」が設けられています。

強行法規である利息制限法で定める以下の利率を上回っている場合は上限を超えた部分の利息の約定が無効になります。
 貸付元本が10万円未満の場合 年20%
 貸付元本が10万円以上100万円未満の場合 年18%
 貸付元本が100万円以上の場合 年15%

本件では、100万円の貸付なので、上限金利は年15%です。したがって15%を超える部分の利息は無効ですが契約自体が無効になるわけではありません。


詳しくは、2013年版ビジネス実務法務検定3級公式テキストの
    26ページ「契約自由の原則」、32ページ「強行法規・任意法規」、
    133ページ「消費貸借契約」、134ページ「利息制限法」をご覧ください。

第2回クイズ「契約自由の原則について」はこちら ⇒ クリック
第3回クイズ「一般法と特別法に関して」はこちら ⇒ クリック

ビジネス法務のブログ 全体の目次 ⇒ クリック

2013年5月14日火曜日

第2回ビジネス法務クイズ 「契約自由の原則」および「強行法規・任意法規」に関して



=第2回クイズ=====================

第2回のクイズのテーマは「契約自由の原則」と「強行法規・任意法規」の応用問題です。
「契約自由の原則」とは何か?見ていきましょう。
個人や法人は、私的な法律関係を自己の意思に基づいて形成できるとする原則があり、これを私的自治の原則といいます。この原則は、取引については、契約自由の原則として現れます。
つまり、契約をするかしないか、誰を相手とするか、いかなる契約内容とするか等について、当事者間で自由に定めることができるのです。 これが「契約自由の原則」です。

ではここでクイズです。

第2回クイズ
貸金業者Aが個人であるBさんがある契約を結びました。
 貸金業者Aが、個人のBさんに年利30%で100万円を貸すという契約です。
 契約の条文に従うと、
  Bさんは1年後に、A社に元金+利息の合計で130万円を返すことになります。

 利率が高いように思えますが、この契約は有効でしょうか。
  選択肢A) 有効である。
  選択肢B) 無効である。
  選択肢C) 一部有効である。

 「契約自由の原則」「強行法規・任意法規」を踏まえたうえで考えてみましょう!

みなさん答えはおわかりになりますでしょうか?
第2回ビジネス法務クイズの解答は次回のビジネス法務のブログに掲載します。

ヒント ビジネス実務法務検定3級公式テキストの26ページ「契約自由の原則」
    32ページ「強行法規・任意法規」、
    133ページ「消費貸借契約」、134ページ「利息制限法」をご覧ください。

    商法513条1項で定める法定利率6%は任意法規です。
    契約の定めがない場合は、法律の任意規定が適用されますが、
     別途、契約で規定がある場合は、契約が優先します。
    利息制限法1条1項は、約定利息について一定の上限を設けており、
    上限を超えた部分の利息は無効としています。この規定は強行法規です。
     強行法規に反する契約は無効となります。



第1回クイズ「コンプライアンスに関して」はこちら ⇒ クリック
第2回クイズ「契約自由の原則」「強行法規・任意法規」の解答はこちら ⇒ クリック
第3回クイズ「一般法と特別法に関して」はこちら ⇒ クリック

2013年5月13日月曜日

第1回ビジネス法務クイズ「コンプライアンスについて」の解答です。

5月10日のブログに掲載したクイズの解答です。

第1回クイズ「コンプライアンスとは、次のうちどれが適当でしょうか?」

■選択肢
1.法令の遵守
2.法律、政省令、条例の遵守
3.法律、政省令、条例、業界団体の自主ルールの遵守
4.法律、政省令、条例、業界団体の自主ルール、企業の内規、その他企業倫理や社会規範等のルールの遵守

■正解は、「4.法律、政省令、条例、業界団体の自主ルール、企業の内規、その他企業倫理や社会規範等のルールの遵守」です!

コンプライアンスの言葉の語源となった英語の”compliance”は、もともと「従うこと」あるいは「遵守」という意味であって、何に従うのか、何を遵守するのかを限定する言葉ではありませんでした。この言葉が日本語の「コンプライアンス」として広まるにつれ、それが遵守する対象が限定されることとなりました。
その対象が、法令(法律、政省令、条例等)や業界団体の自主ルール、企業の内規そのた企業倫理や社会規範等のルールであることから、コンプライアンスは我が国では「法令等の遵守」として定着しました。
企業がその活動を適正かつ妥当に行うためには単に法令だけでなく、業界の自主ルール、各社の内規その他企業倫理、社会規範等のルールを遵守しなければいけないことは言うまでも有りません。したがって、コンプライアンスがこれらを含めた法令「等」の遵守とされたことはいわば自然な流れということができます。

詳しくは、2013年版ビジネス法務検定公式テキストの18ページをご覧ください。

第1回クイズはこちら ⇒ クリック
第2回クイズはこちら ⇒ クリック

2013年5月10日金曜日

第1回ビジネス法務クイズ  「コンプライアンス」に関して

ビジネス法務講座 5月25日開講 募集中です。⇒ クリック

・ビジネスマンに必要な経営法務の知識を身に付けたい方
・ビジネス実務法務検定3級を受験される方
におすすめの講座です。
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5月25日開講のビジネス法務担当のアシスタントです。


今回の講座は、ビジネスマンにとって必須である会社法の基礎知識を学ぶとともに、
ビジネス実法務検定3級の内容を理解する講座です。 

ということで、少しだけビジネス実法務検定3級の内容をクイズとして見てみましょう!

ビジネスマンのみなさんなら、「コンプライアンス」という言葉を聞いたことが有るのではないでしょうか。日々の業務の中で普通に使っている言葉ですが、正確にその言葉の意味を理解できているでしょうか。

そこで第1回ビジネス法務クイズです。「コンプライアンス」とは次のうちどれが適当でしょうか?

■選択肢
1.法令の遵守
2.法律、政省令、条例の遵守
3.法律、政省令、条例、業界団体の自主ルールの遵守
4.法律、政省令、条例、業界団体の自主ルール、企業の内規、その他企業倫理や社会規範等のルールの遵守

みなさん答えはおわかりになりますでしょうか?
解答は次回のビジネス法務のブログに掲載します。

第1回解答はこちら ⇒ クリック
第2回ビジネス法務クイズ「契約自由の原則」に関してはこちら⇒ クリック

2013年5月9日木曜日

竹村和浩氏 英語モジュール学習法」の出版記念セミナーを5月15日に開催いたします。

3か月で英語力およびTOEICの点数大幅アップを目指す人のための英語セミナー 事前申し込み3500円です。

 ビジネスブレークスルー大学人気講師、竹村和浩先生
 「3か月でやり直し 英語モジュール学習法」(4月26日)
 の出版記念セミナーを5月15 日に開催いたします。
  限定25名さま先着順です。 是非、お早めにお申込ください。

 3月30日開催の日経Biz アカデミー
 6時間32,550円のセミナーの一番コアの部分を2時間に凝縮した内容です。
 【ご参考】 竹村講師 日経Bizアカデミー3月30日の内容⇒ クリック


★お申し込みはこちらから ⇒ クリック
 

【日時】   5月15日(水)19:0021:00

【開催場所】 新宿駅徒歩5分

 東京都新宿区西新宿7-11-18 711ビル4
 依田(石井)公認会計士税理士事務所

 
 
【ご参考】日経アカデミーへの竹村氏投稿
上▶ クリック
  http://bizacademy.nikkei.co.jp/language/masters/article.aspx?id=MMACzk000012022013