2015年5月23日土曜日

2015年5月23日 ワイン講座 同一銘柄の産地での違い(リースリング・シラー)

本講座では自分の考え方を他人と話すことで知識を覚えやすくしています。
また初対面の方同士でもチームで話し合うというシステムで自然と仲良くなれます。
ワインエキスパートなどの資格を目指す方やホームパーティ、その他でも使えると思いますので
是非やってみて下さい。


【進め方】
①参加者を3~4人のチームに分けます。
 (2人ずつのチームでも可)

②司会者から3種類の白ワインを配り、参加者は司会者からそれぞれの銘柄の特徴の解説を聞き、
 テイスティングを行います。
 その結果をチームで話し合い、3種類のワインがどのワインかを当てます。

③続いて赤ワインでも同じことを繰り返します。

④最後に司会者は当日テイスティングした赤白6杯から1杯だけを配ります。

参加者はこのワインは誰とも話し合わず、個人でテイスティングの上、どの銘柄のワインかを当てます。
※実際の講座では最後の一杯を当てた人の中から1名に、当日のワインの中から1本がプレゼントされます。



皆さんこんにちは。
これまでで最高の人数ですね。
今日は上級編ですね。

今まではブドウの品種の違いということでやってきたのですが
今日はブドウの品種は同じ
白はリースリングだけ
赤はシラーだけ

白はリースリングのみですが、リースリングについてまずはお知らせします。
リースリングと言うのは元々はドイツの発生になります
ドイツは涼しいのでワイン用のブドウの産地としてはギリギリの北限です。

ドイツのワインは糖度が上がらないのでアルコール度数が低く、酸味があります。
そこでそのままだと酸味がきついので甘みを残す作り方をすることが多いです。
リースリングの特徴は元々ブドウが持っている香りに重油のような匂いがついているようだと例えられることが多いです。
冷涼な土地でも作れて、味に差が出やすいと言われていますので土地によって味に違いがあります。

今日はオーストラリアのワインは通常はアルコール度数が高いのですが
今回は12%と低いです。通常に作ると温かいので糖度が増してアルコール度が高いのですが、料理に合わせる為に低めに作っています。

アルザスは今回13%と一番高いですが、アルコールが高いと口の中が熱くなるような感覚がありますのでこれを感じることができるかどうかというところです。


①フランス(アルザス)
香り:強くないです
  アルコール度数:今回は一番高いです。
②ドイツ
香り:フルーツのような香りがします。
  甘い :甘みがあります。

③オーストラリア
  アルコール度数:一番高い
  今回は比較的新しく作られているのでフレッシュ感

※ちなみにフランスのアルザスはシャンパーニュより少し北にあります

 <おつまみ>
カプナーブ:ブラックオリーブ
 ジャンボンペルシエ:ハムとパセリ
 牛肉の生ハム

それぞれ答えを出して頂きます。

A:②ドイツ
B:①フランス(アルザス)
C:③オーストラリア


<<シラー>>
シラー。元々フランスではシラーですがオーストラリアでなまってしまってオーストラリアではシラーズと言われています。
シラーもシラーズも同じと思って頂いて構いません。

本家のシラーだけ少し違っていると思います。
タンニンが多く、比較的アルコール度数が高い、コショウのような刺激的でスパイシーな香りと言われる。挽く前の青い粒コショウの香りと例えられることがあります。
赤ワインの場合、タンニンが含まれますので渋みが特徴ですが渋みの濃淡で産地が分かれます。

①オーストラリア:ボリューム感あり
②南アフリカ:ボリューム感あり
より濃厚な感じがする
甘い香りが強い(樽の焦がし方のせいかもしれない)
③フランス:渋み有;一番タンニンが多い


白と同じように涼しいところでは上品なワイン。暑いところではどっしりとしたアルコール度数が高くてボリューム感が多いケースが多いです。

<チーズ>シラーなので濃いめのチーズを用意
 ・ボーホールダルパージュ(ハードチーズ): ミソのような匂いのするフランス
 ・ゴーダリーズ:多くの種類がありますが、スパイスゴーダ―と言いまして中にクミンが練りこまれています。
 ・ミラベラ(ウオッシュチーズ)
 ・エボワス(ウオッシュチーズ)
 ・ガプロン(白カビチーズ)
 ・ブルードバスク(ブルーチーズ)

【答え】
A:②
B:③
C:①

ちなみにシラーは分かりやすいと言われていますが、今回(20155月)は全員外れてしまいました。

力強いワインは難しいかもですね。
皆さんも是非試してみて下さい。








2015年3月16日月曜日

2015年3月7日 ワイン講座 カリフォルニアワイン

本講座では自分の考え方を他人と話すことで知識を覚えやすくしています。
また初対面の方同士でもチームで話し合うというシステムで自然と仲良くなれます。
ワインエキスパートなどの資格を目指す方やホームパーティ、その他でも使えると思いますので
是非やってみて下さい。



【進め方】
①参加者を3~4人のチームに分けます。
 (2人ずつのチームでも可)

②司会者から3種類の白ワインを配り、参加者は司会者からそれぞれの銘柄の特徴の解説を聞き、
 テイスティングを行います。
 その結果をチームで話し合い、3種類のワインがどのワインかを当てます。

③続いて赤ワインでも同じことを繰り返します。

④最後に司会者は当日テイスティングした赤白6杯から1杯だけを配ります。

参加者はこのワインは誰とも話し合わず、個人でテイスティングの上、どの銘柄のワインかを当てます。
※実際の講座では最後の一杯を当てた人の中から1名に、当日のワインの中から1本がプレゼントされます。








このブログではご自宅でも講座にそったワイン当てパーティができる様に書いていきます。
是非参考にして頂いて開催してみて下さいね!

また今回はこの講座の前にワインに関する映画を観ながら、
ワインが登場したタイミングでソムリエの解説を聞き、そのワインを飲むという趣向で映画の鑑賞会を
行いました。
新しい試みだったのですが映画を視覚・聴覚だけでなく味覚・嗅覚でも味わうことができ楽しいひと時でした。
皆さんもご自宅で行ってみてはいかがでしょうか?



さて、それではワイン講座です。

【用意】
<白ワイン>
カリフォルニアワイン
ロバート・モンダヴィ プライベートセレクション 

①シャルドネ
②ソーヴィニヨン・ブラン
③ピノ・グリージョ






<赤ワイン>
カリフォルニアワイン
ロバート・モンダヴィ プライベートセレクション 

①カベルネ・ソーヴィニヨン
②ピノ・ノワール
③ジン・ファンデル









【ワイン講座本番】

さて、カリフォルニアワインの映画を観まして何回か見るとジワジワと良さが分かってきますね。
主人公の心の中身が分かってきますと最後の留守番電話の言葉を聞いて涙が出ますね。


さて、今日はカリフォルニア・ワインで非常に有名なロバート・モンダビというワインをテーマにしたいと思います。
ロバート・モンダビの場所はナパバレーです。
皆さんもご存じの方いらっしゃると思います。
サンフランシスコの北側が中心です。


さて、ロバート・モンダビは3つのランクがあります。
ウッドブリッジ・プライベートセレクション・ワイナリーの3つのランクがあり、
ワイナリーは1本1万円というのランクになります。


モンダビは非常に大きい会社なので色んな所に畑を持っています。
本日は中央のクラスのプライベートセレクションの品種違いの白・赤3種類をお出ししてそれを皆さんに当ててもらいたいと思います。

このモンダビさんは元々イタリアからの移民でして白の中にピノグリージョというのがありますが、これはイタリアの言い方ですよね。
わざわざイタリアから持ってきてこの名前を付けています。



<白ワイン>
シャルドネ

ソーヴィニヨン・ブラン

ピノ・グリージョ



~ここでワインをどれがどの銘柄かは告げずに配ります~









下記の特徴を元にA,B,Cがそれぞれシャルドネ・ソーヴィニヨン・ブラン・ピノ・グリージョのどれかを当てて下さい。



【シャルドネ】

・酸味、柑橘系の特徴:冷涼な環境で作っている為


・トロピカルフルーツやメロンのような甘い香り


・スパイスの香り:これは難しいかも知れません


・まろやかな香り:マロラクティック発酵を行っている為


※このシャルドネはマロラクティック発酵を行っています。
これは樽での貯蔵中に乳酸菌が投入し酸味の主成分であるリンゴ酸を乳酸と二酸化炭素へ
分解する化学反応で、製品の酸度の減少を招きます。まろやかな感じを生みます。
これをやらないとフレッシュな感じ、これをやるとまろやかな感じのワインになります。




【ソーヴィニヨン・ブラン】

・キウイやライム、グレープフルーツのようなフレッシュな香りのあと、ふんわり広がるグアバのようなトロピカルフルーツの香り

・口中では果実のフレーバーとミネラルっぽさを感じる

・クリーミーでリッチと言いますが、他のヨーロッパのワインと比べるとそうなんですが、この3つの中では一番サッパリしています。


【ピノ・グリージョ】

・クリスピーで引き締まった酸味


・3つの中では香りが一番少ないと思います。


・この3つではシャルドネが一番甘くてピノ・グリージョが2番目です。



~チームで話し合って答えを決めます~


 この話し合いも楽しい時間です。




<赤ワイン>
カベルネ・ソーヴィニヨン

ピノ・ノワール

ジン・ファンデル








【カベルネ・ソーヴィニヨン】

・豊かで完熟した味わい

・柔らかなタンニン

・メントールのようなさわやかな香り

・ピーマンのような香り


【ピノ・ノワール】

・成熟期間が長い為、酸味と過日間のバランスが良いのですがこれは飲んでみると感じることができると思います

・甘いバニラ香:オーク樽で5か月熟成

・チェリー・ベリー・バラの香り

・3つの中では一番軽いと思います。



【ジン・ファンデル】

・プラムを主体にかすかなコショウのニュアンス

・ラズベリー・ペッパー・スパイス

・フレンチオークとアメリカンオークで11か月熟成

・少量のシラーが混ざっている

ちなみにジン・ファンデルはアメリカでしかほぼないブドウなんですが、どこから持ってきているか分からないという事でDNA鑑定されたところイタリアのブドウという事が分かったんですね。

※アメリカでは75%以上をその品種で作ればその銘柄を名乗れるので来れにはシラーが混ざっていますが品種名が商品についています。





<チーズ>
・オッソリラティ:羊のチーズです。
・ガレンドラードワール:ウオッシュタイプの
・ボーホール
・ミラベラ
・シュロプシャーブルーティ
・ブルーデコース